先生から

卒研配属について

令和7年度 研究室配属情報

令和7年度の卒研配属者向けの研究室紹介の予定を記載しています。

大切な行事は3つあります。

1. 全体説明会
11月1日 4限5限に学域3年生向け卒研配属説明会(全体)が予定されています。詳しくはI類のHP等で確認してください。

懇親会もありますので,興味の有無にかかわらずいろんな先生とお話しするのがよいでしょう。ぜひ,私ともコミュニケーションをとってください。たぶん研究室の学生も参加します。

2. 個別研究室説明会
配属を希望される学生は,11月に開催する以下の個別研究室説明会のうちのどれかに1回ご参加ください。

説明会のあとに実験室の紹介も行います。

各回とも1時間程度です。

(1) 11月7日(木) 14:40開始 羽田研究室の紹介を東3号館6Fリフレッシュルームにて実施。

(2) 11月8日(金) 14:40開始 羽田研究室の紹介を東3号館6Fリフレッシュルームにて実施。

上記日程が合わない人は個別対応しますので,事前にメールにて連絡してください。

3. 面談
配属希望者とは事前に対面での面談を(上記研究室説明会とは別に)行います。

配属を希望する可能性がある場合は面談が必要ですので,申し込んでください。

11月中旬までの間で一人30分程度で行います。

面談では,どんな研究をしたいか,これまでの修学状況,大学院進学希望等についてお伺いする予定です。

先生と一対一で話してみたい,という理由での面談(つまりそんなに希望しているわけでもなくて)も受け付けます。どんどんいろんな先生とお話ししましょう。

日時(以下は暫定です)については,以下の中で空欄の時間から希望する時間を複数上げてメールにて連絡してください。

   11月11日(月) 11月12日(火) 11月13日(水) 11月14日(木) 11月15日(金) 11月18日(月)
10:00 - - - -
10:30 - - - -
11:00 - - - -
11:30 - - -
13:30 - - -
14:00 - - -
14:30 - - -
15:00 - - -
15:30 -
16:00
16:30 - - -
17:00 - - -
17:30 -

卒研配属の要件について

来年度卒研配属(現在の3年生)で羽田研究室を希望する学生は,前述の研究室紹介および面談に必ず参加してください。

研究の様子など詳しい話をする予定でおります。


なお,卒研配属の要件ですが,毎日研究室に来れる人を優先します。

何を意図しているかというと,研究をしたい人を優先します,ということです。

研究するということは地味な作業をするということになりますが,できるだけ研究が楽しくなるようなテーマ設定にしたいと思っています

基本的な研究テーマは,研究内容 に書いてあるような内容が基本となりますが,相談して決まることもあります。

積極的な提案がある学生はどんどん申し出てください。

ちなみにですが,今は,空中に浮かんでいる音だけボタンとか,あとは,深層学習(DNN)で少ない測定データから音場全体を補間する研究なども視野に入っています。

コアタイムは設定していますが,自由な感じです。

仮に希望者多数の場合には,大学院進学希望者を優先します。また,GPAは参考します。

羽田研からの主な就職先について

修士を卒業した方の主な就職先(ここ数年ぐらい)

日本放送協会(NHK),ソニー,パナソニック,JVCケンウッド,デンソー,本田技研,ドワンゴ,Canon, Sharp, ヤマハ,リコー,日本電信電話(NTT研究所),パイオニア,リオン,日立システムズなど。

羽田研で博士号を取得した先輩が所属している企業

ソニー,NTT,Google

就職先のトップはNHKですが,社会人博士まで考えるとSONYには羽田研関係者が多数在籍しています。

研修生について

現在,居室の物理的な制約もあり,研修生を受け入れておりません。 修士から羽田研を希望する学生には大学院受験をお勧めしております(要相談)。

メッセージ

メンバーは現在,定常的に各学年3人+αで合計8から9人程度のメンバで運営しております。長期および短期の留学生もいます(現在はいませんが・・・)。

基本はMATLABを使った計算機シミュレーションですが,最終的には音を録る,再生することが重要になるので,実験室や無響室を使って音響実験をします。

研究室の学生には積極的に国内発表および海外発表をすることを勧めています。

英語で発表することは苦であると感じるかも知れませんが,発表後にはみなさん自身を持ちます。

研究の内容ですが、具体的には研究内容をみてほしいですが、今のところ,マイクロホンをたくさんならべたマイクロホンアレイに関する研究と,スピーカをたくさん並べたスピーカアレイの研究を中心に行ってきていますが,最近はモーションキャプチャを使ったインタラクティブオーディオによる臨場感再生がメインテーマになっています。


基本的には,音響信号処理という分野に属しますが,ソフトウェアを書くだけではなく,3Dプリンタを使ってスピーカを作ったり,マイクホルダを作成したりなど,ハードウェアを使うことが多い研究室です。

学べること

以下のことを中心にしながら進めたいと思っています。

  • 音響信号処理に関する知識獲得
  • 自分で音を録り、分析・加工し、音を出すためのプログラミング
  • 研究とは何か?PDCAを回す

音響信号処理に関する基礎知識

音の研究開発に関する基礎的な知識が身に付きます。門前の小僧、習わぬ経を読む、と言いますが、そういう面もありますし、やはりしっかりした勉強をしないと身につかない知識があります。音の信号処理の研究は、z変換やFFTなど基本的な事項を含みますので、今後、研究を続ける人、社会に出て様々な職業に就く人、そんな人たちにも結果として役立ちます。

プログラミング

プログラミングといっても、バリバリにコードが書けるようになるというものではありません。自分で考えたことをコンピュータで計算させたり、グラフにしたり、あとは音を加工して、欲しい音をだけを聞いたり、独自の音を作ってスピーカで聞いてみたり、といったことを計算機に実行させるためのプログラミングができるようになります。論理的に物事を考える力が付きます。

PDCA

研究だけではありませんが、世の中においては、課題を発見し、自分で解決の方針を見つけ、それを実行し、振り返り、考察し、課題が新たに見つかればまた最初に戻る、あるいは次のステップとして同じようなサイクルを行う、ということが重要となります。研究室での研究を通して、この一連の流れを体験してみませんか?そして、なぜこのような研究をするのか、したいのか、一緒に考えてみませんか?

E-mail

haneda.yoichi [at] uec.ac.jp